2020年03月14日
どうして行なう必要があるのか知っておこう
避けることができない人生の儀式はいくつかありますが、中でも葬儀は必須と言えるでしょう。経験をしたことがない人はほとんどいないと言っても過言ではありません。最近では儀式も簡素化、簡略化をする風潮になってきていますが、全くなくすということは葬儀に関してはあまり考えることができません。
なぜ執り行わなければいけないのか、その理由を知っておくとよいでしょう。故人のためという意味合いを持っていると考える人が多いですが、実際には遺族のためと言ってもよいです。遺族が故人との別れの儀式を執り行うことによって、けじめをつけることができますし、気持ちの整理を行なうことも出来るようになります。
また見送るというその行為そのものが現実を把握する、見つめるということにつながります。近親者で参列できない場合も増えてきてはいますが、その場合には逝去をしたという実感を持つことができないままになってしまいます。
どこか現実味のないことと認識してしまうので、しっかりとしたお別れを行なうことは故人だけではなく、遺族にとっても大切な儀式ですし、区切りとなってきます。お別れを行なうことができないと気持ちの整理が全くできない、ということもあります。